おいしさの比較
アグー豚のお肉は、融点(脂分の解ける温度)が低く、うまみ要素が高く、ジューシーさが特徴です。
そのため、しゃぶしゃぶなどにも最適で、食べ方も幅広く利用され、様々に楽しむ事が出来ます。
一般的な豚に比べても数値的に差が出ています。
数値で比較
国産一般豚を100とした場合の相対比較。(豚ロース100g中の各種成分データ)
食味要素 | 項目 | 当豚 | 解説 |
うま味成分 | ALA+GLY | 137% | 大きい程、肉の甘みが多い |
GLU+ASP | 72% | 大きい程、肉のうま味が多い | |
総遊離アミノ酸 | 100% | 風味・うま味が多い | |
総ペプチド(コク・まろやかさ) | 65% | コク・まろやかさが多い | |
食感 | 噛み切り軟らかさ | 96% | 小さい程、軟らかい |
しなやかさ・柔軟性 | 108% | 大きい程、しなやか | |
歯ごたえ・噛みごたえ | 99% | 大きい程、噛み切りにエネルギーが必要 | |
もろさ | 95% | 大きい程、もろい | |
ジューシーさ | 肉汁保持力 | 102% | 生の状態での、肉汁の保持力 |
加熱肉汁損失 | 86% | 加熱調理時の肉汁損失率 | |
ジューシーさ | 111% | 加熱後の、多汁性 | |
脂・香り成分 | 脂肪融点 | 96% | 脂(あぶら)の硬さ、口溶け、舌触りに影響 |
総脂質 | 174% | 脂肪交雑と正の相関 | |
飽和脂肪酸 | 99% | 香りが多い | |
不飽和脂肪酸 | 101% | ||
多価不飽和脂肪酸 | 103% | 総合評価が下がる | |
パルチミン酸 | 104% | 大きい程、脂、香り、甘みが多い | |
ステアリン酸 | 84% | 大きい程、脂、香り、甘みが多い | |
オレイン酸 | 98% | 大きい程、脂、香り、甘みが多い | |
リノール酸 | 111% | 総合評価が下がる | |
リノレン酸 | 213% | 総合評価が上がる |
グラフで比較
特徴的な点
うま味成分
甘みをアミノ酸である、アラニン、グリシンの量が、一般豚に比べ非常に多く、甘みの感じられる肉質が特徴的です。
うま味呈味アミノ酸量は、一般豚よりも少なく、熟成度合いの影響が考えられる。
遊離アミノ酸の全体量は一般豚と同程度。
食感
軟らかさ、しなやかさ等から、一般豚より軟らかい肉質が特徴的です。
噛みごたえについて一般豚と同じですが、肉質のもろさは一般豚の方が大きい。
ジューシーさ
生の状態の保水力は、一般豚とほぼ同等。当豚は、一般の豚に比べ、調理で加熱した時のうまみ成分の流出量が少なく、圧搾した際に出る肉汁率が高く、加熱後の肉質もジューシーである事が特徴的です。
脂質構成
赤身中の脂質量が非常に豊富で、一般豚を大きく上回っているのが特徴的です。
濃厚な食味があります。脂(あぶら)の質は一般豚と比べても大差がありません。
※検査対象のデータは、一部のサンプルを調査したものであり、種全体の平均を現すものではありません。
※以下のご提供先の、調査データをご参考にさせていただきました。
日本認証サービス株式会社
(調査当時:ジェネティックアイディー株式会社)